自然派ワインは、化学肥料や除草剤などによって土壌が痩せていってしまった反省から、環境に配慮し、その土地が本来持つ力を育てることで未来にも持続可能な環境を作ろうという考えから始まりました。
その理念に感銘を受け、南フランスの自然派ワイン農家に視察に訪れていた私に、生産者の方が尋ねました。「ムッシュヤマダ、君の住んでいる島で自慢できるものは何だい?」
島の未来を心配し、世界の素晴らしい造りの生産物を仕入れようと必死で遠くの地ばかり見ていた私は、そのとき何も答えらず頭をハンマーでガツンと殴られた思いでした。
「八丈島には江戸時代から続く伝統の島焼酎があり、その他にもくさや、明日葉、岩海苔など島独自の自然と共存した文化や伝統がここにはあったじゃないか!」



